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学問のすすめ。

三つの基準

2008年04月15日

交通事故に関する損害賠償額には,三つの基準があると言われています。

 

1番目は,保険会社対素人の示談交渉の場合の基準
2番目は,保険会社対弁護士の示談交渉の場合の基準
3番目は,訴訟での基準

です。

 

損害賠償額は,1→2→3の順に高くなります。

 

以前,私が担当した交通事故の事件の場合,その差がかなり激しいものでした。

 

詳しい内容は忘れてしまいましたが,私が受任前に計算をしたところ,最低でも6000万円は損害賠償として請求できる事案でした。

 

ところが,依頼者は弁護士に依頼する前,直接,加害者側の保険会社と交渉をしていたのですが,保険会社の提示した賠償額は,約500万円でした。

 

そこで,私が代理をして保険会社と交渉をしたのですが,それでも保険会社の提示額は,800万円とわずか300万円アップしたぐらいです。

 

やむを得ず,訴訟を提起したのですが,結局判決で認められた額は,7300万円です。

当初の保険会社提示額の10倍以上もの金額でした。

 

これは判決で認められた賠償額がおかしいのではなく,保険会社の提示していた額が,極端に低額だったためです。